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第19回日本フルートコンベンション福岡2019参加の皆様にお知らせです!

今月10日(土)の早朝にベルリンのブラウ氏から下記のメールが届きました。
「本当に申し訳ありませんが、残念ながら福岡のフルートコンベンションに仲間とともに行くことができなくなったことをお知らせすることになりました。孫娘とプールで遊んだ後、右ふくらはぎの肉離れを起こしてしまいました。筋肉内出血が多いため、整形外科医からは長距離のフライトは勧められないと言われています。福岡でフルートの友達とお目にかかる事や、我々のアンサンブルでの演奏を本当に楽しみにしていました。皆様が私たちの日本初登場を可能にするためにどれほどご尽力いただいてきたかを知っていますし、こんな状況になってとても残念でたまりません。いずれにせよ私の代わりを立てるべく適切な解決法を探っております。ご理解いただけますようお願いいたします。Andreas Blau

日本フルート協会の佐々木会長および武田実行委員長とでこの事態への対応を検討しましたが、ブラウ氏が必死になって代役を探している状況ですので、たとえ代役を入れてもベルリンの14人のフルーティストたちの企画は実施することといたしました。ブラウ氏本人も14人のフルーティストたちの面々も可能な限り手を尽くして、パユ、デュフォー、シュルツなど当たってみたそうですが、それぞれ予定が決まっていて不可能で、やっと13日(火)にライプツィヒ・ゲヴァントハウス交響楽団の副主席奏者のアンナ・ガルズリー・ヴァールグレンさんが代役を務めてくださることになりました。10年間も首席が空席のゲヴァントハウス交響楽団で副首席を務められ、ドイツ国内ではとても高い評価を得ているそうですのでどのような演奏を私たちに披露してくれるのかとても楽しみです。17日から第19回日本フルートコンベンション福岡2019に向けてのリハーサルが始まるそうです。

今回の事情はコンベンションの関係者、参加者にとって真に残念ですがブラウ氏の速やかなご快復をお祈りするとともに、早急に手を尽くして素晴らしいフルーティストをご紹介頂いた事に感謝いたします。

 

 

Anna Garzuly – Wahlgren アンナ・ガルズリー=ヴァールグレン

ハンガーリー出身、ブダペスト、ミュンヘン、ニューヨークで学び、それぞれを優秀な成績で卒業。ブダペスト、ジュネーブ、神戸、マルクノイキルヒェンなどの主要国際コンクールの受賞歴も多い。学生時代はクラウディオ・アバドが率いたグスタフマーラー青少年オーケストラに所属し、研鑽を積んだ。
弱冠24歳で世界最古のオーケストラと言われている『ライプツィヒ・ゲバントハウス管弦楽団』に副首席奏者として入団を果たした。入団後は2006年より2017年まで当楽団の首席奏者が不在であった時、そのポジションを代行してオーケストラを牽引、オーケストラからの信頼も厚い。
ソリストとしてもブロムシュテットやシャイーと言った指揮者たちと共演し、その活動の範囲は幅広いものである。特に室内楽における活動は顕著で、毎年のように各国際音楽祭のゲストとして出演している。また、ライプツィヒで活動するフルーティスト5名のアンサンブル ”Quintessenz”のメンバーとして在籍、2016年には結成20周年を迎えた。
現在は後進の指導にも積極的で、2017年よりライプツィヒ音楽大学の管楽器アンサンブルの教授に就任している。